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奇妙な縁
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一年以上前に、日本人の集まりで友人宅で割と大きなディナーパーティがありました。
そこで出会ったナさん。メルボルンの某大学院の博士課程在籍の女性。
学会で世界中を飛び回っていて忙しい日々を過ごしているようです。
数日後、ナさんとマイミクになったものの、特に交流することもなく1年が過ぎていきましが、研究内容が大変興味深く、今まで耳にしたことのないものだったので、ナさんの顔はちゃんと覚えていました。





そんな彼女から、最近いきなりMixiにメッセージをもらい晩御飯を食べに行くことになりました。
それが昨日。一年前に一度会っただけの人ですが、これも何かの縁、いろんな人との繋がりは大切。「今日は紺のトレンチコートを着ていきますのでそれが目印です」と伝えて待ち合わせ。

晩御飯はビクトリアマーケット近くの韓国料理やさん。炭火焼の焼肉をたんまり楽しんだのですが、ナさんとは共通点・偶然が多くて少しびっくりしました。

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①ナさんには遠距離の彼がいて、最近関係が行き詰ってる状態で少し悩んでいる。

②二人とも中学校の部活が軟式テニス部で高校が剣道部。

③最近引越しした先のハウスメイトが私の知り合いAさん。

④ナさんは最近私が切望している紫蘇の苗をたくさん持っている。
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②については、最近なぜかいきなり「剣道の手ぬぐいってどうやって頭に巻くんやったけな?」ということをボーっと考えることが多かったので、ナさんが「最近剣道の道場を見つけたので20年ぶりに楽しんでいる。」と話を始めた時はびっくりしました。しかも中学の部活も一緒だなんて。近々私も道場に見学に行くことになりました。

③-④. かなり前に大好きな紫蘇の種を他州から仕入れて、きちんと栽培方法を調べて種をまいたのに、3週間たった今でもまったく芽が出ず、どうしたものかと頭を悩ませていたところだったので、ナさんが「家に紫蘇がワサワサ生えまくっていて困っている。」と言った時には食らいつきました(笑)。お言葉に甘えて、近々ナさん & Aさんの家に苗をもらいに行く予定です。

紫蘇だけでなく新鮮な魚の入手先にも頭を悩ませていたのですが(コレとかコレのせい)、あとスモークチキンを作りたくて、いいスモーク用チップを探していたのですが、ナさんのハウスメイトのAさんはレストランを経営しているので、魚についてももチップも、その道のプロなのだそうです。Aさんとは一度晩御飯をご一緒して、もう一度ちゃんとお会いして色々お話したいな、と思っていた人だったのでまた会えるのが楽しみ。

最近手に入れたかったモノ・情報がナさんを通して一気に手に入るなんて~~~
もう一度書きますが、ナさんとは一年以上前に一度だけ会っただけなのに、ナさんがメッセージをくれて、とんとん拍子に話が進みこのディナーに至ったわけです。

これで終わりではないです。
その後韓国料理屋さんから場所を移して、私のお気に入りでたまに行くバー(写真)(このレストランの隣にあります)でラテを飲んでいると、なんと友達と出かけていたトラさんが入店。「あれーー?何でここにおるんーーー?」とお互い腰抜かしそうになりました。お互い出かけてるのは知ってたけど、同じ場所に同じ時間帯に来るのかと。

①についても少し。
私は7年ほど前に大阪でトラさんと出会いました。
トラさんとも共通点が多くてびっくりしたのを覚えています。
初めて会った時に「オーストラリア人なんや~?へぇ~。オーストラリアといえば、昔1ヶ月アデレードっていう小さい町に短期留学したことがあるねんけど、アデレードって知ってる?小さいから知らんかもなぁ。」と言うと、「知ってるも何もわしはアデレード出身や。」とトラさん。

話込んでいくと、トラさんの実家と私のホストファミリーが同じSuburbにあり、しかも私の交換留学先の大学に同じ時期にトラさんも在籍してたことがわかりました。
あと、初めてトラさんの大阪のマンションに遊びに行った時に、私の友達と同じマンションだったのでびっくりしたのも覚えています。この大きな街に星の数ほどあるマンションの中で、私の友達と同じマンションに住むか?と。

あと同じ時期に同じ場所に旅行している、とか。2000年の1月にお互いNYにいたし、2001の7月には二人とも台北にいました。

その後トラさんはビザが切れ帰豪。
3年半、休暇中にお互いを訪れたり、電話で喧嘩して2~3回別れたりして遠距離をした後、私がワーホリビザを取ってアデレードに引越ししたのでした。一年後、ワーホリビザが切れる直前、本格的に別れることになり、日本に帰る気満々でウキウキしていた所、アデレードにいた時は喉から手が出るほど欲しかった、そして日本に帰ることになって全く興味が失せた、「就労ビザ」が帰国直前におりることになり、「仕事探してたわけじゃないのに、こんなトントン拍子に物事が運ぶなんて、メルボルンに少し残れということなんかな。じゃぁ6ヶ月くらいだけ~」と言うノリでメルボルンに引越ししたのでした。

何回別れてもトラさんとは不思議な力で引き戻され、この大きな別れの後も結局よりが戻り、数ヶ月アデレード・メルボルンで遠距離を続けた後、トラさんがアデレードからメルボルンに転勤となり、今に至るのです。19歳の時に短期留学で過ごしたオーストラリア。その後アメリカに留学したし、オーストラリアには旅行でも戻ってくることもないと思っていたのに、こうやって奇妙な縁でメルボルンに住むことになりました。日本で新卒で就職したての時も、数あるオプションの中からアンセットオーストラリア航空の担当に選ばれたしなー。


という馴れ初め話をナさんにして、ナさんは「そうか。希望が見えた。私もがんばる。」と言ってくれました。遠距離なんて不便な恋愛が良いことなのかわかりませんが、でも私からナさんに一つだけでもあげれるものがあって良かったです。希望。


トラさんはええ子やけど特別かっこいいわけじゃないし、特別稼ぎがあるわけでもない、腹立つこともいっぱいあるし、特筆するところのない普通の男子ですが、一緒になるべくして今があるんかなぁ、と横で寝転んでテレビを見ながらぶりぶりぶり~~~~とおならをしてる彼を見て、なんとなくそう思ったりするのでした。

とかいって、また別れたりしてね~、なんちゃって。人生とは何が起こるかわかりません。

人との繋がり、縁。

念ずると欲しいものがやってきたりする。



宝くじ当たりたい~~~~~~~~~!!!!!!!
by tamaptamap | 2008-10-23 16:43 | 日常(オーストラリア)
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