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Windsor Hotelで思い出した素敵な話
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CityのParliamentの真向かいにあるウィンザーホテル。ビクトリア様式の由緒ある素敵なホテルです。雨の日の出勤時に前を通りかかった時にパチリと適当に撮った写真なので、なんだか不気味ですみません。

数週間前の金曜日、同僚のイギリス人のアンジェラ宛てに、仕事中、別の会社に勤めるアンジェラの彼の会社の封筒が受付にクーリエで届きました。中を開けると「今日5時半に美容院を予約してるから行くように。」とのメッセージ。ボスの許可を得て「なんでやろ???私の髪の毛そんなにひどい?」とアンジェラはくそ忙しいのに4時半に早退していきました。

美容院に着くと「アンジェラですね?お待ちしておりました」と中に案内され、セットの予約と支払いがされていたそうです。

セットも終わり、とりあえず家に帰ってみると、リビングのテーブルの上に封筒が二つ。
一つはアンジェラ宛てで「一泊分の着替えを詰めて、お洒落をして待ってるように。6時45分にタクシーが迎えに来ます。もう一つの封筒はタクシーの運転手に渡してください。中は絶対に見ないように。」と書いてあります。

とりあえず着替えて待っていると6時45分ちょうどにタクシーが迎えに来ました。
タクシーの運転手にもう一つの封筒を渡すと、タクシーは「OK」といってどこに行くとも言わずに出発しました。運転手へのメッセージと20ドル札が入っていたそうです。

運転手に「どこへ行くの?」と質問しても「秘密秘密。No questions!」と絶対に口を割りません。

しばらくして、タクシーはこのWindsor Hotelの前で止まりました。
するとホテルのベルボーイがドアを開けて「アンジェラですね?彼が○号室で待っていらっしゃいます。」とアンジェラをその部屋に連れて行きました。

ドアを開けると、床一面バラの花びらで覆われていて、部屋の中からでてきた彼が、
「アンジェラ・スミス(仮名)、僕と結婚してください。」と指輪を渡してプロポーズをしました。

という話を、月曜日にキャーキャー叫ぶ同僚に囲まれながら話してくれました。

アンジェラはラリア人の彼と6年前のワーホリ中に出会い、メルボルンに引越ししてきて彼と一緒に暮らしています。彼は何度か会った事がありますが、普段アンジェラから話を聞いていても、ロマンチックな感じもなく、「ビール飲みながらmatesとクリケット観戦するのが幸せw」、なような、男らしいオージー男子です。
アンジェラは「6年は長かったけどほんまに良かった!」ととても幸せそうです。

プロポーズした時の彼の顔は、火が出そうなほど真っ赤だったそうです。
ちなみに、ボスにはあらかじめ彼から許可をもらっていたそう。そりゃそうだ、じゃないと金曜日に早退なんてありえない。
ロマンス好きのアンジェラのためにそこまで頑張った彼。上出来です。
ええ話です。おめでとう!
by tamaptamap | 2008-07-14 18:45 | 日常(オーストラリア)
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